今日は、シビックセンターで第一回の障害当事者部会である。
初顔合わせである。
障害当事者部会とは、障害を持った当事者が、自ら障害者をヘルプする情報を発信する場として、シビックセンター内に設置された部会である。親部会である自立支援協議会の指令により、今年は、「情報発信」のお題をもらっての会合・会議である。議長は、東洋大学教授の志村健一さんである。
身体障害・精神障害・知的障害などの障害を抱えた当事者7名が、立候補・推薦・選抜で招集されました。はじめ、当事者部会の日程・趣旨説明がなされ、部会の代表・副代表の選出をして、自己紹介と当事者部会に期待するところを一人ずつ述べました。
10年後の自分の暮らしを考えると不安となる。行政・福祉サービスや医療の情報収集や自今の現状の再認識を行いたい。また行政・福祉サービスや医療に携わる方々へ、自己の現状の理解や感情・心情の理解を求めたい。上記の方々へ、何か連携できるものがあれば、それを求めたい。伝えたいことは、障害を持つ色々な方々や取り巻く環境にいる方々と何か共通する・共感する何かを求めたい。相互理解や相互認識や「世の中には、立場の弱い人もいる」という考えで、ともに生きるマチづくりに生かしたい。
これば私が述べた自己紹介と意見です。
当事者誰もが抱える日常の不安や将来への不安などが、当事者部会としての一つのコミュニティとして集まり、仲間を増やそうと思う原動力となっております。皆発言に積極的でした。
障害者への偏見や誤認識を軽減し、健常者含めヘルプが必要な人への配慮を訴えることが、ここの「情報発信」としての当事者部会のお題です。
弱い人への配慮やヘルプを必要としている人への配慮などと、ひとこと声をかけることなどの重要性を再認識しました。
立場の弱い人の目線から支援やサポート情報などを発信したい。健常者と障害者は、立場の違いや考え方の違いがあり、そこに偏見や誤認識などがあります。
立場の弱い人の目線・視線から考え、部会で話し合ったことを、区民に向けて発信すること、またどう発信するかも同様に考えて活動します。
仲間で話し合ったことを、どう発信するかについては、広報誌にて情報発信することとなりました。
区民に向けての障害理解を深めるための啓蒙活動としては、
- 各委員が各所に議題を持ち寄って拡散する。
- ケーブルテレビで放送する。
- 「心のバリアフリーハンドブック」をもとに、啓蒙活動する。
- 区のホームページでキーワードを絞って発表して、検索されやすいようにする。
などの意見が出されました。
これらの可能性のある方法で、障害当事者部会で検討した内容について、区民に向けた障害理解を深めるための啓蒙活動を行います。
また「心のバリアフリーハンドブック」の作成協力依頼についての意見交換では、健常者の立場からの記述で「何かをしてあげる」という記述が多いので、障害者も対等の立場であるという記載の仕方をしていただきたいなどの意見が出されました。