ファーストでは、月初めからその月の10日にかけて、職員さんが選んだ2人組で工賃計算が行われます。
ちなみに、知らない方のために説明しておくと、工賃というのは、メンバーが作業をして得た給料のことで、毎月人によって変わりますが、最高額が1万円から3万円くらいと変動があります。
もちろん、作業があまりできなかった人は千円程度とわずかな場合もあります。
昔はすべて計算機でやりましたが、最近はパソコンを使うようになって、より精密になりました。
現在計算機による手計算でやっているのは、その月の各個人の単位の合計(単位というのは、労働時間数を簡略化したもの)、ファーストの人の単位の合計で、それを間違いのないように計算して、所長さんに報告します。
あとはパソコン計算になりますが、仕事をいただいている各会社から頂いたお金を合わせたものと、所長さんに報告したものを使って、計算するようなことになると思いますが、かずたもたまにしかやらないのではっきりと手順は覚えていませんが、所長さんの計算したものを使って計算したようにも思います。
計算した後は、工賃台帳という帳面に名前と金額を書いたり、お金を入れる封筒に名前と金額を書いたりというアナログな作業をやったり、銀行に出す紙にはんこを押してもらったりして、10日の工賃支給日まで待ちます。
10日も結構忙しくて、銀行からお金をおろして来たら、各個人の工賃を封筒に入れて、皆さんに渡します。
金種もパソコンで出るようになっていて、例えば、60円は50円1枚と10円1枚という風に5の単位も使っています。
ちょっと混乱するょうにも思われますが、慣れれば特に難しいことでもありません。
このように、毎月毎月工賃係の二人組が交代しながら、毎月の工賃をみんなに渡しています。
決して多くはない工賃ですが、毎月自分の働いた分がもらえるということはうれしいことですし、ありがたいことです。
それだけ、工賃係の責任は重いと思います。