スタッフインタビュー

社会福祉法人 本郷の森のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本郷の森では、地域に根差した『みんなが笑顔で元気になれる』、
『出会えてよかった』と言っていただけるような法人を目指して、日々支援に取り組んでいます。
「精神保健福祉士として働きたい」、「地域で働くってどんな感じかな?」
と考えている方へ、少しでも雰囲気が伝わったらなと思い、働いているスタッフへインタビューをしました!

今回は、入職から4年、スポーツに研修チームでも活躍中の うすい さんに、
本郷の森・地域で働いてきた想いをお話しいただきました。(2024年時点)

2021年入職
うすいさん
自己紹介

それでは最初に自己紹介をお願いします!

うすい と申します。所属は銀杏企画三丁目(就労継続支援B型)です。

入職4年目です。本郷の森に入る前は接客業で10数年販売職を経験し、転職しました。

入職のきっかけ

本郷の森へ入職を決めたきっかけはなんでしたか?

卒業控え地域で働きたいと漠然と思っていた時に、学校の実習(コロナ禍によりzoomで実施)で銀杏企画を知りました。

講義をされている職員の後ろに、メンバーと職員が笑い合う様子が映り、そのやりとりが楽しそうで、印象に残りました。

その後見学の際、事業所でメンバーと作業している人が理事長だったことが決め手でした。同じ目線で現場を見ている方なんだな、と思い、銀杏企画を受けました。

携わっている業務について教えてください
(B型・スポーツ)

現在、本郷の森の中でも中心的な事業形態である、就労継続支援B型に務めていらっしゃいますが、携わっている業務について教えてください。

所属しているB型では、主に内職作業を行います。会報誌等の封緘、発送業務が多かったですが、最近は店舗商品の検品や封、包材(パッケージ)の組み立てなども増えています。作業の正確性は必須ですが、作業を通してメンバーと話せることも多いです。

その他には所属を越え、各事業所のメンバーと合同のスポーツ(フットサル、バレーボール)プログラムに参加しています。

メンバーの体力についていくのがやっとですが、教わりながらチームのメンバーとして練習ができるのは楽しいです。フットサル、バレーボールともに毎年大会があり、職員もメンバーと出場ができます。

昨年一昨年とバレーボールチームに入れてもらい、秋の交流大会で東京体育館に立てたのは、個人的ですが嬉しかったです。メンバーのおかげで自分の夢も叶いました。


未経験からの入職で、不安はありませんでしたか?

社会人としての経験はありつつも、福祉業界で働くのは初めてのことだったかと思いますが、不安はありませんでしたか?

全く違う分野からの入職でもあり不安でしたが、先輩職員がメンターに付いてくれるので、わからないこと、些細なことも相談ができました。

また法人内に研修を企画するチームがあり、所内研修も充実しています。まず新人研修では日々の関わりの中で自身が迷ったできごとを出し合い、同期や先輩たちと振り返り、深められます。

年に数回、法人全体での研修もあります。他事業所の職員とグループワークを通して交流しながら学べます。

事業所間で諸連絡をすることが多いので、研修などで顔合わせができると、日々のやり取りがスムーズにできるようになるので安心に繋がりました。

仕事へのやりがい・モチベーション

この仕事へやりがいを感じることや、モチベーションになっていることはありますか?

バレーボールの練習です。

試合でメンバーが得点を決めた時。(大会では負けるととにかく悔しいので来年は、とまたモチベーションが上がります)

メンバーが笑ってるといいなぁと思います。

メンバーの知らない一面を知った時

ボーナスが出た時

辞めようと思ったことはありますか?
(大変なこと・辛かったこと)

いつも丁寧にお仕事されていて、どんな場面でも落ち着いた応対ができる一方で、バレーへの熱い想いも秘めているところが魅力的ですが、仕事が大変だ、もう辞めたいな…と思うことはありましたか?

あります。具体的なできごとではないですが、落ち込みやすく、切り替えが苦手なため、周囲と自分を比べて、よくくよくよしています。アイディアが思いつかない時や、突発的な出来事に焦りばかりで動けなかった時になんで自分は…と思うこともしばしばです。

向き不向きで考えがちなので、広い視野を持ち、自分より周りに目を向けられるようになりたいです。

本郷の森の魅力と課題

福祉業界とは違う業界での経験もお持ちで、福祉業界ならではのこともたくさんあると思いますが、法人としての本郷の森の魅力や課題はどんなことがあると思いますか?

メンバー、職員の個性が豊かなところ(趣味や興味の幅が広い、職員は異業種からの転職者もおり、背景がさまざま)

話題の中心にメンバーがいる(何かを決める、相談の時に「メンバーはどう思う?」「本人に聞いてみた?」などメンバーが主語に来る)

仕事が忙しい日に時間内に目標まで作業を終わらせようとする一体感

課題はB型の仕事の開拓とメンバーが高齢になった時のサービス提供でしょうか。企業の方から頂く仕事の依頼が中心のため、仕事が困難になるとB型を卒業せざるを得なくなるのかと思うと。通いたい人が長く通える方法を探したいと思います。

でもどちらの課題も法人内で挙がっており、仕事の開拓は区の工賃アップに関するコンサルタント事業に申し込むなど、問題意識を持ち、行動力のある職員が多い職場だと思います。提案や行動に移しやすい環境は魅力かもしれません。

お持ちの資格、その資格取得の経路と取得のために頑張ったこと

お持ちの資格と、その資格をどうやって取ったか、良かったら教えてください

資格は精神保健福祉士です。4年制の大学を卒業していたので1年間専門学校に通い、実習と国家試験と経て取得しました。

資格のために頑張ったことはまず試験勉強です。過去問集を繰り返し解く、間違えた所は書いて覚えました。

ただ資格が取れるのとなるのは別で、合格してスタートに立てたんだなと最近実感しています。学生の頃はできること、やることばかり考えていましたが、働き始めてからは助けてもらうばかりです。

一人でできないことを頼れる、わからないものを正直にわからないといえることが大事な気がしています。

入社希望の方へメッセージ

最後に、うすいさんから入社を考えている方へ、メッセージをお願いします。

数ある中から希望いただき、とても嬉しいです。

職場はどんな所だろうと期待と不安半々でしょうか。

本郷の森は、採用面接の前に各事業所を見学し、メンバーと作業など行い、同じ時間を共有できるので、所内の雰囲気や入職後の働き方のイメージができます。見学後には思ったことや、気になったことを聞く時間があるのでぜひ聞いてみてください。

入職後は不安を一人で抱えずに出せるといいなと思います。毎日閉所後に一日を振り返る時間があるので、その時間でも、別の時間でも。

「こんな話してもいいかな…今更聞いてもいいかな…」と迷った時は聞かせてほしいです。

出せたら受け止めてくれる、一緒に考えてくれる先輩がいる職場です。一緒に働けるのを待ってます。

うすいさん、たくさんの質問に答えていただき、ありがとうございました。

接客業から福祉業界への転職は、また新たな分野を勉強しなくてはいけないなど、大変なこともたくさんあったかと思いますが、今こうして本郷の森の一翼を担う一人として活躍されているのは、お人柄や努力の賜物なのではと思っています。

社会福祉法人 本郷の森 では、”精神保健福祉士”の資格を持ったスタッフを中心に働いています。中には社会福祉士・臨床心理士・公認心理師の資格を持つスタッフもいます。常勤スタッフの採用には指定の資格を持っていることが条件になっていますが、「資格取得見込み」の方で、結果的に資格が取れなかった、というときでも、不採用になることはありません。

非常勤スタッフとして勤務しながら、資格取得を目指して頑張ったスタッフもたくさんいます。

国家試験の前には、有給休暇の取得ができるようにスタッフみんなで協力したりと、応援体制もバッチリです。

『未経験だけど大丈夫かな?』『経験はあるけど地域はよくわからない』という方にも安心していただけるように、先輩スタッフのフォローだけではなく、新人研修の体制も整えています。

また、入職後もスキルを磨くために、外部の研修を受講したり、法人内での研修をはじめ、地域の他職種(精神だけでなく知的・身体の福祉分野、医療関係)の方と合同で研修を企画したりと、研修体制も充実しています。

一緒に「精神障害の方が地域で暮らす」を応援していきませんか?

見学のお問い合わせ、心よりお待ちしております!