移行分室の「な」です。今回は、いくぶん旧聞に属する内容なのですが、2018年11月11日の日曜日、文京区と本郷消防署の主催による「本郷防災コンクール」が、湯島総合体育館にて行われました。地元の町内会ごとの有志15チーム45名が参加したこの大会ですが、本郷五丁目町会からは「バイオレットファイブチーム」と共に、我が銀杏企画から「社会福祉法人本郷の森銀杏企画Tチーム」が参加しました。三人一組のチームは、T職員、H職員、T職員で編成されました。
このコンクールは、与えられた災害状況の中、決められたミッションをどれだけ正確に速く遂行するかを競い合います。その災害状況とは、地震発生、それによる火災発生、怪我人や急病人の発生です。その状況下、まずは自分の身の安全を確保し、火災現場で消火器による消火活動、怪我人の手当て、急病人のAEDによる救護活動や担架に乗せての搬送と、やるべきことがたくさんあります。それらを慌てずに素早く遂行します。一人ひとりの行動力と三人のチームワークが試されます。
銀杏企画のチームは本番のコンクールに向けて、本郷消防署にて署員の方々の指導の下、1時間以上の猛練習をしました。もう三人ともやる気満々です。本気で優勝を狙いにいくという意気込みが感じられます。
さて、コンクール当日、銀杏の三人の有志は静かに自分たちの出番を待ちつつも、やる気にみなぎっていました、「必ずや、銀杏に優勝トロフィーを!」と。
次々と他チームが試技を終えて、ついに出番が回ってきました。三人の有志は力強くも軽快な足取りで試技のスペースへと進みます。テーブルを挟んで三人は座席につきます。一瞬の静寂が支配する中、鳴り響く地震発生の合図、三人は落ち着いた面持ちで練習の成果を発揮しました。消火活動、怪我人、急病人の処置と、滞りなくやり終えました。
全てのチームが試技を終え、表彰式に移ります。優勝はなんと!本当に「社会福祉法人本郷の森銀杏企画Tチーム」だったのです。準優勝のチームとは、正確さを競う得点では同点、速さでわずか2秒上回っての優勝でした。文京区長から栄えある賞状、優勝トロフィー、そして副賞の米20㎏が贈られました。
今回、優勝したことで、地域における「銀杏企画」の認知度は上がり、きちんと活動をしている法人であるということを知ってもらう、とても良いきっかけになりました。これからも、地域に根差した福祉法人としての活躍が大いに期待されるところです。
最後に、大会を運営してくださったスタッフの皆様、お忙しい中ご指導してくださった消防署の皆様、本当にありがとうございました。また、チームを優勝に導いてくれた三名の職員さん、お疲れ様でした。